2016年5月29日日曜日

【報告】東京卵巣がんフォーラム2016御礼

いつもスマイリーの活動の応援をいただきありがとうございます。

スマイリー代表の片木です。

昨日5月28日に「東京卵巣がんフォーラム2016」を開催させていただきました。

今年はスマイリー10周年ということもあり、私から1時間、これまでの会の活動について、お話させていただきました。
東京卵巣がんフォーラムは、世界卵巣がんデーの一環ということもあり世界卵巣がんのメッセージである「いま、知って欲しいこと」としてスマイリーが選んだテーマで先生方にご講演いただきました。

1)卵巣がんとは/平澤 猛先生(東海大学医学部付属病院 産婦人科)
卵巣がんとはどういう病気か、診断、手術、抗がん剤治療などの基本のお話から、臨床試験や遺伝についても触れていただき1時間で卵巣がんの全容がわかる講演をいただきました。
手術の写真やエコーやCTの写真を示しながらイメージしやすかったです!
先生の患者さんも応援に駆けつけてくださいました。


2)再発卵巣がんと副作用について/勝俣 範之先生(日本医科大学武蔵小杉病院 腫瘍内科)
先生が患者さんから受けられる質問をQ&A形式でまとめてくださり、再発しても生活の質を大切に治療と向き合うこと、生活を楽しむことをお話してくださいました。
講演終了後は先生の出版された本のサイン会も。気づけばサイン会が写真撮影会に発展してました。 

3)臨床試験とグローバソン/藤原 恵一先生(埼玉医科大学国際医療センター婦人科腫瘍科)
標準治療がどのように決まってきたのか、その背景には臨床試験があること。臨床試験に参加する皆さんのためにどのような法整備がなされているかなどをわかりやすくお話いただきました!
また、婦人科がん臨床試験を世の中に伝えるための社会活動「グローバソン」もご紹介いただきました。今年も開催予定なのでお楽しみに!

4)遺伝性がんについて/市川 喜仁先生(国立病院機構霞ヶ浦医療センター 産婦人科)
アンジェリーナジョリーの告白で一気に知られるようになった遺伝性がん。家族性がんとの違い、BRA遺伝子の話だけではなく、リンチ症候群についても詳しく教えていただきました。会場には母子で卵巣がんの患者さんや、乳がんと卵巣がんを経験された患者さんも多く質問もたくさんでしたが丁寧にお答えいただきました。

5)パネルディスカッション
スマイリーは事前に患者さんから質問を受け付けることはしていません。
講演を聞いて感じられる疑問を聞いて欲しいと思っているので。
今回も多くの質問が飛び出し、そして先生方も熱心に回答くださいました。


当日は、ロビーにスマイリーのボランティア部のみなさんが作ってくださった小物をたくさん置かせていただきました。
多くのみなさまに手に取っていただき、あっという間に完売でした!
皆様からいただいたご寄付は45490円でした。
ありがとうございました。






本来はこういう報告の場で書くことではないのかもしれませんが、スマイリーのこうした活動は、支えてくれる世話人会のみんな、ボランティア部のみんな、そしてお手伝いを募集したら手を挙げてくれるみんながいないと開催することができません。
今回も資料の印刷まではなんとか事務局でできたのですが、ホッチキス止めが間に合わずSNSで呼びかけたら多くの会員さんがホッチキス持参で駆けつけ手伝ってくれました。

「また来年も参加するため、1年間生き抜きます」と参加された患者さんが声をかけてくださいました。
必ずまた来年も開催しますのでお会いしましょうね!

講演してくださった先生方、そして参加してくださったみなさん、当会のスタッフのみんなに心から感謝します。