2012年10月1日月曜日

【続報】ランマーク®皮下注120mgを使用される患者様とご家族の皆様へ

がん骨病変に対する治療薬であるランマークに対しての安全性速報についてはすでにお伝えしていますが、その後、いろいろと情報が追加されていますのでお知らせします。


●カルシチュウが入手できない患者様へ
腎臓に問題がない患者さんにランマークが投与される場合は、医師から天然型ビタミンDとカルシウムが入っているOTC薬を購入するよう指示されています。
その主なものとして、第一三共ヘルスケアが発売している「カルシチュウ」が指示されるかと思いますが「どこで販売しているかわからない」というお問い合わせがあります。
  • 第一三共のホームページに販売店一覧が掲載されています。現時点で2600店あまりが掲載されていますが、これは薬剤師が常駐している・公開に同意した店舗であり一部だそうです。実際には5000店あまりあり、それらについては製薬企業から医師に連絡がされているそうです。もし、お近くにお店が見つからない場合は担当医師にご確認ください。
  • 「ワダカルシュームエース」(ワダカルシウム製薬)、「カタセ錠D3」(全薬工業)、「カルカルシン」(佐藤製薬)も天然型ビタミンDとカルシウムの組み合わせです。医師と相談してみてください。
  • ご自宅近くの薬局などで取り寄せを依頼することもできる場合があるそうです。
  • どうしても手に入れられない状況である場合は、医師とご相談ください。
●医療者向けにランマークの適正使用のしおりが提供されています。
第一三共のホームページの医療者向け(登録不要)のページにてランマークの適正使用のしおりが提供されています。医療者の方はぜひご確認いただけますようお願いいたします。

●ランマークは安全性速報(ブルーレター)が出されましたが、治療薬には効果もあれば、副作用もあります。ランマークは、きちんと血液のカルシウムの値を測定し、OTC薬を正しく接種すれば副作用を防ぐことが可能です。不安を感じられた患者様は、担当医師にメリット・デメリットを確認のうえ治療を受けていただけますようお願いいたします。