2012年10月24日水曜日

【お知らせ】婦人科がん診療と化学療法―オンコロジストはこう治療している

婦人科がん診療と化学療法―オンコロジストはこう治療している」(岩手医科大学 杉山徹先生 編が2012年10月に全面改訂版として発刊されました。

当会代表の片木も5ページほど執筆させていただいております。

この本はポケット版の大きさの医療者向けの本であり、患者さん向けの本ではありませんのでご注意ください。

また一部インターネット上では改定前の版もまだ残っているようです。購入時には2012年10月全面改訂版をご購入ください。


2012年10月7日日曜日

【お知らせ】11月24日大阪おしゃべり会

11月24日にスマイリー大阪おしゃべり会を開催します。

おいしいお食事を食べながらわいわい楽しくおしゃべりしたいと思っています。

大阪おしゃべり会は会員さん限定で開催されます。

まもなくお知らせがアップされますので会員専用SNSをまめにチェックしてくださいね。

【お知らせ】10月13日~14日にRFL岐阜が開催されます

2012年10月13日土曜日~14日まで岐阜大附属病院ホスピタルパークでリレーフォーライフ岐阜が開催されます。
http://rfl-chubu.net/gifu/

今回実行委員長をスマイリー会員のふみちゃんが務めます!

そこで応援をしたいとおもい、スマイリーもRFL岐阜に参加することにしました。

当日、スマイリーのチームフラッグを持った代表を見つけた方は、気軽に話しかけてくださいとのことです。


【報告】ボランティア部 今年もハッピートイズプロジェクトに参加しました

卵巣がん体験者の会スマイリーには「ボランティア部」があり、毎年、フェリシモさんが開催しているハッピートイズプロジェクトに参加しています。今年で3年目。

今年も会員さんたちが手作りで、2012年のテーマであるコアラを作ってくれました。



これらはクリスマスに展示されたのち、日本の子ども病院や施設、難民キャンプなどに寄贈されるとのことです。

私たちスマイリーは多くの皆さんに応援していただき活動をしています。
また、スマイリーにはお子さんの卵巣がん患者さんもおられます。
お母さんが卵巣がんで治療と向き合っているのを支えている小さなお子さんたちもいます。
私たちにできることで、日本の子どもたちや、世界の子どもたちに笑顔を届けられたら幸せです。

2010年はウサギさんでした(ちょっと真ん中に会員さんがつくった別の動物も…^^)

2011年はトナカイさんでした

【お知らせ】ベバシズマブ(アバスチン)の卵巣がんへの適応拡大の承認申請がされました。

すでにスマイリー会員さんに対しては速報を会員専用SNSでお伝えしておりましたが報告させていただきます。
2012年10月5日に中外製薬さんがアバスチンの卵巣がんに対する効能効果追加の承認申請が出しました。
http://www.chugai-pharm.co.jp/hc/ss/news/detail/20121005150000.html
(中外製薬のプレスリリース)

2009年夏、医薬食品局審査管理課が学会や患者会に対して広く開発要望を求めた際に、スマイリーが1団体だけアバスチンの卵巣がんへの適応拡大を求めて申請しており、2010年2月から開催された医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議で審議されました。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2010/02/dl/s0208-9e.pdf
(15ページ参照)

これをもとに、上記会議で「医療上の必要性が高い」とされ、2010年12月に国から企業に対して開発要望がだされていました。

これから医薬品医療機器総合機構において承認審査が進んでいきますが、製薬企業と国におきましては照会事項などに速やかに回答するなどして1日でも早く審査が進むように、またきちんとした評価がされるようにしていただきたく思っております。
http://www.pmda.go.jp/operations/shonin/timeline.html
今回は適応外薬ではありますが、承認審査の流れについては医薬品医療機器総合機構のページが参考になります。



2012年10月1日月曜日

【報告】岩手のシンポジウム、信州大の講演会

2012年8月25日、岩手県盛岡市メトロポリタンホテルで開催された「みなで向き合おうがんという病気」シンポジウムでお話させていただきました。

それに先立ち、8月24日には岩手医科大学の患者サロンを訪問させていただき色々お話を伺うことができました。居心地がよく、看護師さんや事務員さんが常駐されていていつでも患者さんが相談できる環境が整っていました。
壁には関連図書が整理されており、また毎日のように色々な企画を設けて患者さんが足を運びやすいよう工夫がされていました。

シンポジウムは満席で、地元のみなさんの情報を求める熱気を感じました。
終了後は、別会場で開催されていた岩手オンコロジーフォーラムで勉強させていただき、その後、岩手医科大学杉山先生の就任10周年記念の集まりに参加させていただきました。
岩手医科大学杉山徹先生、スタッフのみなさま、このたびは貴重な機会をありがとうございました。

また、8月29日には信州大学附属病院で開催された講演会で「患者から見たがん医療のあり方」と題して講演をさせていただきました。
会場には病院のスタッフのみなさま、企業のみなさま、患者さん・ご家族のみなさまも参加くださり質疑応答ではたくさんのご質問をいただき熱気ある講演会となりました。
終了後には患者さんから温かいエールをいただきがんばらないと!と気合が入りました。
信州大学附属病院のみなさま、たいへんお世話になりました。

【報告】リレーフォーライフ芦屋、リレーフォーライフ大阪に参加しました

2012年9月7、8日に開催されたリレーフォーライフ芦屋、9月22、23日に開催されたリレーフォーライフ大阪@貝塚に参加しました。
リレーフォーライフ大阪は急きょの参加であったため会員さんの参加はなかったものの、和歌山や京都、徳島、鹿児島…といろいろな土地のサバイバーさんと繋がることができました。
またご来場いただいた卵巣がん患者さん、ご家族ともゆっくりお話しすることができました。
ありがとうございました。

RFL芦屋の様子

RFL大阪の様子

【緊急】オキサリプラチンの安全性情報が出されました。

厚生労働省は9月26日、医薬品・医療機器等安全性情報の第294号を発行され、オキサリプラチンについて「重要な副作用等に関する情報」が掲載されました。
http://www1.mhlw.go.jp/kinkyu/iyaku_j/iyaku_j/anzenseijyouhou/294-3.pdf

2009年4月1日から2012年5月8日までの間に、因果関係が否定できない副作用として横紋筋融解症が1例(うち死亡1例)報告され、添付文書の「使用上の注意」の副作用(重大な副作用)に、以下の内容が追加されました。

副作用(重大な副作用)]
横紋筋融解症:横紋筋融解症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇等が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。また、横紋筋融解症による急性腎不全の発症に注意すること。


卵巣がんには適応外ですが、オキサリプラチンの臨床試験に参加している患者さんもおられるため情報提供いたします。

臨床試験などでオキサリプラチンを用いている患者様は副作用について担当医師に確認するなどして納得の上で進めていただけますようお願いいたします。

【続報】ランマーク®皮下注120mgを使用される患者様とご家族の皆様へ

がん骨病変に対する治療薬であるランマークに対しての安全性速報についてはすでにお伝えしていますが、その後、いろいろと情報が追加されていますのでお知らせします。


●カルシチュウが入手できない患者様へ
腎臓に問題がない患者さんにランマークが投与される場合は、医師から天然型ビタミンDとカルシウムが入っているOTC薬を購入するよう指示されています。
その主なものとして、第一三共ヘルスケアが発売している「カルシチュウ」が指示されるかと思いますが「どこで販売しているかわからない」というお問い合わせがあります。
  • 第一三共のホームページに販売店一覧が掲載されています。現時点で2600店あまりが掲載されていますが、これは薬剤師が常駐している・公開に同意した店舗であり一部だそうです。実際には5000店あまりあり、それらについては製薬企業から医師に連絡がされているそうです。もし、お近くにお店が見つからない場合は担当医師にご確認ください。
  • 「ワダカルシュームエース」(ワダカルシウム製薬)、「カタセ錠D3」(全薬工業)、「カルカルシン」(佐藤製薬)も天然型ビタミンDとカルシウムの組み合わせです。医師と相談してみてください。
  • ご自宅近くの薬局などで取り寄せを依頼することもできる場合があるそうです。
  • どうしても手に入れられない状況である場合は、医師とご相談ください。
●医療者向けにランマークの適正使用のしおりが提供されています。
第一三共のホームページの医療者向け(登録不要)のページにてランマークの適正使用のしおりが提供されています。医療者の方はぜひご確認いただけますようお願いいたします。

●ランマークは安全性速報(ブルーレター)が出されましたが、治療薬には効果もあれば、副作用もあります。ランマークは、きちんと血液のカルシウムの値を測定し、OTC薬を正しく接種すれば副作用を防ぐことが可能です。不安を感じられた患者様は、担当医師にメリット・デメリットを確認のうえ治療を受けていただけますようお願いいたします。