日本医科大学武蔵小杉病院 腫瘍内科 勝俣範之先生のツイッター(2015年3月16日)より、勝俣先生の許可を得て転載しております。
●近藤医師の被害に会われた方、がんもどきと誤診された方、放置と言われ、進行がんになり、手遅れになった方など、そのような方は、泣き寝入りしてはいけません。弁護費用無料で裁判の支援をしてくださる優秀な弁護士を紹介できます。心あたりのある方は、勝俣まで連絡をください。
●その弁護士さんは、近藤医師の件に関して、問題意識をもってくださっていて、ボランティアで支援をしたい、と言ってくださいました。患者さんにとっては、過去の苦い経験を思い出すことも憂鬱になるという方もいらっしゃいますが、他の患者さんのためにも、是非お考えくだされば幸いです。
【連絡先】
勝俣範之先生(日本医科大学武蔵小杉病院・腫瘍内科教授)
〒211-8533 神奈川県川崎市中原区小杉町1-396
電話番号: 044-733-5181(内線3040)
Fax:044-711-8726
E-mail:
nkatsuma@nms.ac.jp
ホームページ:
http://www.musako-oncology.jp/
こんにちは、片木です。
いつも卵巣がん体験者の会スマイリーの活動をご理解いただきありがとうございます。
書店に並べられている書籍や、雑誌、インターネットなどで近藤誠医師の発言を読み、治療に不安を感じられた患者さん・ご家族も少なくないと思います。
昨年10月もこのブログでTBSの番組の件に触れていますが、学術的に誤りな情報を垂れ流すマスメディアに、そして患者のことを思っている振りをしてこのような発言をする近藤医師に私は怒りを感じています。
これまで私個人の活動として、イチャモン免疫療法(※1)等で治療を受けたという患者さん、ご家族の相談を受けてきました。
患者さん、ご家族は「騙された私たちが悪い」とか「もう思い出したくない」というようにおっしゃいますが、私は決してこれは患者さん、ご家族の自己責任ではないと思います。
声をあげるのは勇気がいることと思いますし、卵巣がんは進行がんであることも多く、治療と向き合うことで精一杯で・・・という気持ちも察することができます。
でももし、勝俣先生の呼びかけで、何か感じられることがあったなら連絡をしてみてください。
(※1)免疫細胞療法についてはまだ実験的治療の段階にあり、本来は治験(医師主導を含む)や先進医療などで対応すべきです。なのに一部業界では科学的根拠を示し薬事上の手続きを経ないまま「療法」と称して患者に対して高額で行なわれている実態があります。
しかし近年、皮膚がん(メラノーマ)に対して完全ヒト型抗 PD-1 抗体「Nivolumab」が承認されるなど、治験等で効果が証明され薬事承認された免疫療法も出てきました。また、卵巣がんにも幾つかの免疫療法の臨床試験が行われています。
前者を、効果(副作用も含む)が証明されていないものを「療法」と称して高額で患者に行なっていることから、分かりやすく例えるためにイチャモンと称させていただいております。